概要とあゆみ
- ホーム
- 概要とあゆみ
龍昌寺について
萬久山龍昌寺は、北アルプスを望む長野県松本市にある曹洞宗のお寺で、虚空蔵菩薩を本尊としています。
言い伝えによると、1610年(慶長15年)松本城主の小笠原氏によって城下の宮村町に萬久山長松院として建立されました。
明治の初めに、松本藩内で吹き荒れた廃仏毀釈により一時廃寺となってしまいましたが明治20年に「萬久山龍昌寺」として復興しました。
その後、明治43年の大火で伽藍の殆どを焼失し、また昭和初期の都市計画によって、昭和6年、現在地の鎌田に境内地を移転しました。
昭和38年に霊園を宮村町から郊外の野溝に移し、昭和43年に50余年ぶり新本堂を新築して現在に至っています。

交通のご案内
- 電車で
- JR松本駅より徒歩15分
松本電鉄「渚」駅より徒歩10分
- お車で
- 国道19号線『鎌田』交差点の南200m、『トヨタカローラ南信』南を東へ
- バスで
- 鎌田バス停より徒歩2分
由来
- 1610年
- 柏鷹正庭和尚によって宮村町に萬久山長松寺(通称、田の中の長松院)として創設。
- 1809年
- 十二世雲現泰龍和尚により、庫裏・客殿・山門が造営される。(~1816年)
- 1872年
- 明治政府の「神仏分離令」を受けた「廃仏毀釈」により廃寺とされる。
- 1887年
- 下伊那郡且開村(現在の阿南町)瑞光院末寺の龍昌寺の寺籍を移転し、玉翁達淳和尚を再興開山に迎えて、萬久山龍昌寺として再興。
- 1910年
- 源池の大火で山門を除いて消失。
- 1931年
- 宮村町から鎌田に移転。
- 1963年
- 芳川野溝に墓地を移転。
- 1968年
- 本堂再建
- 1984年
- 伽藍増築
- 1986年
- 無縁塔建立・墓地の整備
- 1991年
- 惣門・築地塀の建設
- 2002年
- 開創400年記念事業開始(~2010年)
- 2010年
- 開創400年祝賀法要
- 2014年
- 本堂屋根の銅板改修。本堂前参拝者用駐車場等の整備(〜2016年)
鳴き龍の山門

開創400年記念事業の一環として2008年に新築された山門は、その屋根を独特の組み木造りにて建てられている為、山門の下で手を叩くと大きく反響します。
この為、龍昌寺の名を掛け合わせて「鳴き龍の山門」と呼ばれるようになりました。