年間行事

令和5年年間行事予定

12月31日~1月1日
除夜の鐘と二年参り(龍昌寺・放光寺)
1月1日~3日
城山放光寺の初詣
1月2日~20日頃
年始回り(年頭の挨拶回り)と檀徒の初詣・年賀返礼(参拝は、4日以降、随時に)
1月7日~9日
城山放光寺の厄除観音大縁日
3月18日~24日
春彼岸の檀家供養回り
4月上旬~4月下旬
松本仏教和合会の花祭り托鉢修行中止になりました
4月9日
くうぞうさつの開運知恵授け縁日(春の縁日・十三まいり)
6月中旬
当寺定例護持会役員会
7月上旬~中旬
施食会通知配布
7月10日~15日
東京・神奈川・千葉・埼玉方面の盆棚経回り
8月7日
ぼんだいじき法要(檀家の先祖総供養)と定例檀徒護持会総会
8月8日~16日
お盆の檀家棚経回り
9月20日~26日
秋彼岸の檀家供養回り
10月13日
本尊虚空蔵菩薩の丑寅縁日・ほうじょう(秋の縁日)
12月末
歳末供養(アラミタマ)
12月31日
除夜の鐘と二年参り(龍昌寺・放光寺)

令和5年も新型コロナウイルスが収まらない可能性がありますので、残念ではありますが、次の行事を中止と致します。

  • 高尾山初詣(1月下旬)
  • やしょうま托鉢(2月下旬)
  • 涅槃会(3月上旬)

※令和6年に新型コロナウイルスが収まれば、各行事を再開する予定です。

涅槃会(ねはんえ)
やしょうま

お釈迦さまは、旧暦の2月15日にお亡くなりになられたと言われ、この日に行われるお釈迦さまを偲ぶ法要を「涅槃会」と呼びます。松本地方では、諸行事が月遅れで催される為、涅槃会も3月15日となります。また、この地方では、涅槃会独自のお供え物として米の粉でできた「やしょうま」が、お釈迦さまの臨終の場面を描いた「涅槃図」の前に供えられ、昔は地区の子供達が供えられた「やしょうま」のお裾分けを貰って歩きました。現在、龍昌寺では、2月の下旬に近隣のお檀家の家をやしょうま用のお米を頂く為に托鉢して回り、その米を使用して婦人会の協力でやしょうまをつくり、近隣の小学生に声をかけ、3月初中旬の土曜日に、やしょうまを供えた涅槃図の前でお参りを行っています。法要後には、法要に参加した子供達にやしょうまを供物をして配布いたします。

彼岸会

彼岸の行事は日本独自の仏教行事です。昼夜の長さが同じ上、阿弥陀如来がおいでになる西方極楽浄土に太陽が沈む特別な日とされました。彼岸の一週間は、迷い悩みの此岸(現世)から悩みや苦しみのない彼岸(浄土)に渡るための仏道修行の期間とされ、現在では仏行の一環として、自宅での先祖供養や墓参りも行われます。龍昌寺では、彼岸期間中に松本並びに近隣のお住まいの檀徒のお宅に供養で参上しています。

十三まいり
春季開運縁日

龍昌寺の本尊の虚空蔵菩薩は、知恵と福徳を象徴する仏であり、また、縁のある数字が十三とされています。この事から関西地方を中心に、数え年13才の子女が、旧暦の3月13日に虚空蔵菩薩に参拝すると、知恵と幸運が授かるとされ、この行事を「十三まいり」と呼ぶようになりました。龍昌寺では、参拝する児童等の便宜を考慮して、新暦の4月中旬の土曜日または日曜日に「十三まいり」を行っています。また、参拝も数え年13才だけに限らず、中学1年生を迎えて学業に励まなければならない萬13才の方々にも、参拝をお勧めしています。事前に連絡を頂ければ法要日以外の日でも受けつけています。

秋期丑寅縁日
放生会

本尊である虚空蔵菩薩の一年で最大の縁日です。龍昌寺の檀信徒の方々は、家族の諸縁吉祥を祈願する為に、この日多数参拝に訪れます。また、虚空蔵菩薩は全国的には丑年・寅年生まれの方々の守護仏ともされている為、松本地方にお住まいの丑・寅年生まれの方々も参詣に来られます。中心になる法要は、午後2時からの「大般若経六百巻」を転読する「大般若法要」です。尚、虚空蔵菩薩は、能く諸々の願いを満たしてくださる仏であると言われる事から、「能満諸願虚空蔵菩薩」などとも呼ばれますが、この中の「満」の字が「鰻」と音が同じ所から、ウナギが虚空蔵菩薩のお使いとされるようになりました。当寺でも、縁日当日生きたウナギを器に入れて、虚空蔵菩薩の祭られている棚に上げて祭り、住職が「大般若法要」中に戒めをウナギに授けて仏弟子とし、法要後に近くの川に放ちます。その為、この縁日を別名「放生会」とも呼びます。「放生」とは、仏戒第一の「不殺生戒」の立場から、捕らえられていた生き物を放ち自由にし、功徳を積む行とされます。

あらみたま

正式な漢字は、定かではありませんが、「新御霊」或いは「荒御霊」ではないかとされています。松本・安曇地方では、お盆と同様に年末から正月にかけても、先祖が家に帰ってくると考えられ、特にその年に亡くなった新しい先祖は、「あらみたま」であり、懇ろに供養しなけれはならないとされています。元々は、12月31日の夕刻以後に縁のある方々が、喪主家を訪れ仏壇に向かってお参りしたようですが、現在は年末の土日等に伺う事が多くなりました。当寺でも、同時期にその年に亡くなった方のお宅に参上し供養を行います。

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